2023年11月30日木曜日

高等学校軽音楽大会における審査基準について

 

1. 審査の方向性と考え方について


 ・軽音楽部の大会は部活動の延長線上にあるため、部活動として本番までにメンバー全員で何を積み上げてきたか、

  全員で良いステージを作れたかを主な審査の対象とする。

 ・全体を重視し、全員で同じ目標に向かっていたかという「チームワーク」や「チームプレー」を審査する。

 ・当日のステージの完成度のみで審査する。過去との対比で審査や評価をしない。


2. 審査項目について


合奏力

 

その楽曲を「演奏する」ために必要なことをメンバー全員で、どれだけ突き詰めて練習してきたか。また、披露できていたかを審査する。単純に個々の技術を評価するわけではない。

①テクニック メンバー全員が、その楽曲を演奏するための技術をどれだけ習得していたか。

②リズム理解 メンバー全員が、その楽曲を演奏するためのリズム(テンポ、グルーヴなどを含む)をどれだけ理解していたか。共有、及び披露できていたか。

③セオリー メンバー全員が、その楽曲を演奏するための音楽的知識をどれだけ習得していたか。共有、及び演奏できていたか。

 

表現力

 

その楽曲を「表現する」ために必要なことをメンバー全員で、どれだけ突き詰めて練習してきたか。また、披露できていたかを審査する。

①イメージ共有

メンバー全員が、その楽曲の歌詞や世界観、感情、ダイナミクスをどれだけ理解し、共有して、どれだけ独自性を出しながら演奏できていたか。表情やステージングなどで演出し、表現できていたか。

②バランス ステージ上でメンバー同士が連携を取りながら演奏できていたか。各パートの音量や音色、音の定位、音域などのバランスが取れていたか。

 

3. 演奏の中止/失格について


 以下の際は演奏の中止、または失格になる場合がある。

  ①危険な行為を行った場合。

  ②誹謗中傷や暴言など、部活動にそぐわない発言等があった場合。

  ③演奏時間の超過をはじめ、実施要項記載のルールを順守しなかった場合。

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